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Corynebacterium 属菌分離時における検査体制について(2025.12.3掲載・2025.12.15更新)
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Corynebacterium 属菌分離時における島根県の検査体制について下記のとおり整理がなされました。ジフテリアを強く疑う症例については行政検査により必要な検査が実施されますので、速やかに最寄りの保健所にご連絡ください。
詳細については、下記をご参照ください。 -
- 〔島根県〕Corynebacterium 属菌分離時における検査体制について(PDFファイル)
- ジフテリア(2020年版)(PDFファイル)
- 【補足】(2025.12.15追記)
- Corynebacterium ulcerans(C. ulcerans)は、ジフテリア毒素を産生することがある細菌であり、家畜(牛・ヤギ)やペット(犬・猫)を介した人獣共通感染症として報告されています。 ヒトでは呼吸器感染や皮膚感染を引き起こし、高齢者や基礎疾患を有する患者では重症化のリスクが高いため、注意が必要です。
- 耳鼻咽喉科は、こうした症例において「ジフテリア様の咽頭・喉頭病変」をまず疑う立場にあり、診断・治療・公衆衛生的対応の起点となります。(なお、皮膚潰瘍を主訴とする場合は皮膚科が、毒素産生による重症例では心筋炎や神経障害を契機に救急医が初診を担う可能性もあります。)
- その際に重要となるポイントは、以下の5点です
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- 咽頭痛+高熱+扁桃・咽頭の白色〜灰白色偽膜を認めた場合、単なる「重症の扁桃炎」とせず、C. ulcerans を鑑別に加えること。
- 成人の発熱や咽頭痛では、犬・猫など動物との接触歴を必ず聴取すること。
- 有痛性皮膚潰瘍や動物咬傷・引っかき傷の既往が同時にないかを確認するこ。
- 「通常とは異なる」扁桃炎と感じた場合は、抗菌薬投与前に咽頭スワブを採取し、Corynebacterium 属が検出された際には、保健所経由衛生研究所等で毒素遺伝子(tox)の有無を確認してもらうこと。
- 毒素産生株と判明した場合は、ジフテリアと同様に四類感染症として速やかに届出を行い、抗毒素投与や接触者・同居動物への対応を含む公衆衛生的介入につなげること。
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百日咳菌のマクロライド系抗菌薬耐性に係る検査について(2025.6.26掲載)
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百日咳は現在でも全国的に発生の報告が続いており、島根県でも増加傾向にある中、マクロライド耐性百日咳菌が検出されました。
つきましては、百日咳患者(疑い患者を含む。)のうち、新生児や乳児早期など重症化リスクの高い症例や入院を要する症例など、治療上マクロライド系抗菌薬に対する耐性検査を実施する必要がある場合には、出雲保健所へご相談いただきますようお願いします。
なお、検体の種類等の詳細については、下記〔別紙〕をご参照ください。 -
- 〔別紙〕百日咳菌のマクロライド系抗菌薬耐性に係る検査(PDFファイル)
- 〔厚生労働省〕百日咳基準(外部サイトに移動します)
- 発生届(PDFファイル)
- 〈関連サイト〉
- ◯〔国立健康危機管理研究機構〕百日咳(外部サイトに移動します)